NFTの基礎を知りたい人
NFTとは、何ですか?
NFTって何ですか?NFTの基礎や仕組みから、活用事例について教えてください。
こんなお悩みを解決します。
✔︎本記事の内容
- 1.NFTの基礎理解
- 2.NFTの仕組みを解説
- 3.NFTを使った3つの活用事例
- 4.NFTのまとめ
この記事を書いている僕は、最先端のNFTに触れています。アイコンをNFT化したり、NFTアートを販売したり、仮想通貨を投資して生きています。
1.NFTの基礎理解【NFTとは?】
最近よく耳にする「NFT」というワード。
NFTについて、わかりやすく解説します。
NFTとは?
NFTとは「世界に一つだけのデジタル資産」です。
辞書的な意味を確認する
NFT=Non-Fungible-Token(ノンファンジブルトークン)
- Non:〜できない
- Fungible:代替可能
- Token:トークン(ビットコインやイーサリアムなど)
つまり、代替不可能なトークンという意味。
たとえば、ビットコインは代替可能なデジタル資産です。AさんとBさんが持っている同じ1BTCは、交換したところで全く同じ価値ですよね?暗号資産=代替可能ということですので、「世界に一つだけのデジタル資産」とはいえません。
世界に一つじゃない、身近な例
「現金」をイメージしましょう。
あなたは、スーパーで現金でお買い物をしました。500円硬貨のお釣りをもらったのですが、運悪くどこかで落としてしまったらしい。諦めて萎えていたら、自動販売機の下で500円玉を見つけて、取っちゃいました。
つまり、これって代替可能ですよね?
現金は、市場に流通したら、特定することはほぼ不可能。あなたが持っている500円玉を、本当に自分のモノであることを証明できますか?いや、無理ですよね?そのお金は、誰の500円玉にもなり得るのですから。
世界に一つな、身近な例
サイン入りTシャツをイメージしてみましょう。
あなたは野球観戦に行ったら、あのスーパースター「大谷翔平」からTシャツにサインをしてもらえました。超絶、嬉しかったので、そのTシャツを観賞用として飾っていたところ、博物館から謎のオファーが届きました。
これって、代替不可能ですよね?
つまり、世界に一つだけのモノは、「希少性」が生まれ固有の価値がつきます。こういった、代替不可能なデジタル資産が「NFT」ということになります。
2.NFTの仕組みを解説
NFTの仕組みをわかりやすく解説します。
NFTの仕組みとは?←ブロックチェーン+固有のID
NFTは、ブロックチェーン技術が採用されています。その中に、固有の識別データが付与されており、唯一無二のデジタル資産となっています。
ブロックチェーンの仕組みは、ブロックチェーンの仕組みを図解付きでわかりやすく解説で詳しくまとめています。NFTの技術の根幹はブロックチェーンです。
ブロックチェーンの特徴
- 記録の改ざんができない(コピー不可)
- 価値を移転できること(送金手数料が少ない)
- 追跡可能で、誰でも閲覧可能なこと(非中央集権)
ブロックチェーンとは、「管理者が存在しない台帳」のこと。インターネットの次に来る技術といわれています。
たとえば、日本政府はマイナンバーや住民票などで国民を監視していますよね?しかし、ブロックチェーンの世界では、ユーザー同士が監視し合うことで、相対的に不正をできないようにする「P2P」というシステムで作られています。つまり、管理者が存在しません。
この辺りはむずかしい概念なので、書籍を読むことをオススメします。
ブロックチェーンとNFTの理解を深める書籍
もっと詳しく知りたい方は、ビットコインの基礎を学ぶオススメ書籍7つ紹介でまとめています。
3.NFTを使った3つの活用事例
ここまでを踏まえると、NFTと相性がいいビジネスは簡単に想像できますね?
- 活用①:NFT×ゲーム
- 活用②:NFT×アート
- 活用③:NFT×メタバース
上記のとおり。
順番に解説します。
その他にも、スポーツ・ファッション・音楽などでNFTの活用が始まっています。ぶっちゃけ、日常のあるゆるものはNFT化できますね。
活用事例①:NFT×ゲーム
1つ目の活用事例は、NFT×ゲームです。
NFTゲームは、確実に未来を変えます。
なぜなら、ゲームアイテムやキャラクターがNFTとして取引できるからです。
従来のゲームは、配信・投げ銭・広告収入で稼ぐスタイルでした。しかし、NFTゲームでは、遊ぶだけで稼げます。さらに、自分のNFTを第三者に貸し出すことで、「不動産」的な収入も稼げるのが魅力です。
ぶっちゃけ、今のクオリティは微妙です...
しかし、「あつ森」や「Apex」がNFTゲーム化した未来を想像すると、そのヤバさがわかります。
- 敵を倒すたびに、稼げる
- アイテムを販売できる
- 土地を貸し出せる
たとえば、上記のことが考えられます。
つまり、ゲームで生活費を稼げる未来もきます。
2022年だと、e-Sportsが主流になってきたところです。2030年くらいにNFTゲームの盛り上がりがくるのでは?と予想しています。そんなに働かなくてもOKな未来が、NFTゲームから波寄せてきそうです。
NFTゲームの特徴
- 遊んで稼げる(Play-to-Earn)
- キャラクターやアイテムが取引できる
- 土地(ランド)を購入できたり、不動産販売もできる
NFTゲームに触ってみたい方は、初心者におすすめなNFTゲーム5選でまとめています。
話題沸騰なNFTゲームとは?
ズバリ、Axie Infinityです。
なんとフィリピンでは、Axie Infinityで生計を立てる人が出てきています。ちなみに、僕もAxie Infinityのユーザーでして、毎日遊んで稼いでいたりします。
Axie Infinityの始め方は、初心者でもできるAxie Infinityの始め方 7STEPで解説で詳しくまとめています。
活用事例②:NFT×アート
2つ目の活用事例は、NFT×アートです。
アートもNFTと相性が抜群ですね。
火付け役となったのが、CryptoPunks。世界最古のNFTアートと呼ばれており、24×24ピクセルのドット絵が特徴ですね。
このとおり。
Punk 1580 bought for 68 ETH ($246,287.83 USD) by 0x1919db from 0xe2e58b. https://t.co/uQr4BhF0v3 #cryptopunks #ethereum pic.twitter.com/gufL3GjpWO
— CryptoPunks Bot (@cryptopunksbot) January 5, 2022
上記のNFTだと、68ETH=2,500万くらいです。
ぶっちゃけ、ブルジョアの戯れです。
決済大手のVISAも、CryptoPunksを購入していたことが話題になっていましたね。
Over the last 60 years, Visa has built a collection of historic commerce artifacts – from early paper credit cards to the zip-zap machine. Today, as we enter a new era of NFT-commerce, Visa welcomes CryptoPunk #7610 to our collection. https://t.co/XoPFfwxUiu
— VisaNews (@VisaNews) August 23, 2021
アイコンとも相性抜群
実は、僕のアイコンもNFTです。
このとおり。
🔽アイコンをNFT化しました。
Check out my new NFT on OpenSea! https://t.co/eSuLwbu1Q5— インペリアル ミヤビ@ブログ毎日更新51日目 (@ImperialMiyavi) January 13, 2022
つまり、唯一無二のデジタル資産というわけです。
しかし、2022年だと少数派ですね。
NFTマーケットプレイス
国内外の有名なNFTマーケットプレイス。NFTアートは、上記のプラットフォームで出品できたり購入できます。
また、MetaMartやTurboSquidといった3Dアイテムを専門に扱ったNFTマーケットプレイスもあります。3Dアートの領域は、伸びそうですね。
活用事例③:NFT×メタバース
3つ目の活用事例は、NFT×メタバースです。
メタバースとは、仮想空間のことです。
メタバースとは、「インターネット上に構築された、仮想の三次元空間でアバターなどを用いて接する環境」とされています。
最近だと、Facebookが「Meta」に社名を変更したことが、何よりメタバース本格化への表れですね。将来的には、メタバース内で会議が行われることでしょう。
メタバースの7つの条件
2020年、投資家のマシュー・ボール氏は
メタバースの要件を7つ示しました。
- ①:永続的であること
- ②:同期してライブであること
- ③:無限の同時接続ユーザー
- ④:完全に機能する経済
- ⑤:デジタルと物理の両方にまたがる体験
- ⑥:相互運用性
- ⑦:幅広い人々の貢献による体験を生み出すこと
つまり、VRゴーグルをつけているだけでは、厳密にはメタバースとはいえません。仮想空間に接続しても、現実世界と同期していること。たとえば、仮想空間でもYouTubeを見られるといった具合です。
メタバースの活用事例
実は、僕たちも何気なくメタバースに触れています。
- あつ森
- フォートナイト
- ポケモンGo
- マインクラフト
たとえば、こんな感じ。
本格的にメタバースに触れるなら、Cryptovoxelsで体験できます。
メタバースを体験できるプラットフォーム
日本の企業でも、メタバースを使った事例が出てきています。たとえば、会計ソフトで有名な「Freee」という会社は、clusterで忘年会を開催しました。
「現実世界→リモート→メタバース」こういった具合で、人類の活動は変化しています。現代は「Web2.0」の世界ですが、2030年頃は「Wen3.0」の世界となりメタバース空間で活動するのも一般的になるでしょう。
こういった最先端のテクノロシーに触れておけば、変化においてかれることもないです。時代に置いていかれる方が遥かにリスクといえます。
4.NFTのまとめ
NFTとは?
NFTとは、代替不可能なトークン。
つまり、世界に一つだけのデジタル資産。
NFTの仕組み
NFTの仕組みは、ブロックチェーン+固有の識別サインで構成されている。ゆえに、唯一無二のデジタル資産である。
- 世界で一つだけのモノと証明できる
- 固有の価値・希少性がある
- ブロックチェーン(改ざんできない・価値を移転できる・非中央集権)
NFTの活用事例
- NFT×ゲーム
- NFT×アート
- NFT×メタバース
===
というわけで、今回は以上。
NFTとは何か?について解説しました。
NFTは、まだ登場したばかりです。
まだまだ、序章に過ぎません。
NFTやクリプトの「夜明け」を楽しみつつ、「Web3.0」という次世代のネット革命に備えておきましょう。
未来につながる行動
