会社を辞めたい人
会社を辞めたいと考えています。
退職後にやる手続きを教えてください。
ちなみに、ニート予定っす。
会社を辞めたいと考えています。
退職後にやる手続きを教えてください。
ちなみに、ニート予定っす。
貯金っていくらくらいあれば、大丈夫?
こんなお悩みを解決します。
✔︎本記事の内容
- 知らないと損する退職後にやる3つの手続き
- 国民年金や国民健康保険を免除する方法
退職後にやる手続きは下記の3つです。
- 国民年金への切り替え
- 国民健康保険への切り替え
- 失業保険の申請
国民年金と国民健康保険への切り替え手続きは
退職後、2週間以内です。
失業保険の申請は退職日の翌日から1年間以内で
慌てて申請する必要はありません。
こちらも住民税と同じで
学校では教えてくれない常識です。
知らないと不利益を被ったり
もらえるお金ももらえないこともあるので
本記事で勉強していきましょう。
退職後の住民税について知りたい方は
下記をどうぞ。

ちなみに僕は、民間と公務員を退職済みですので、公務員視点からも解説いたします。
知らないと損する退職後にやる3つの手続き
退職後、下記の3つを行います。
ニートでもやることは意外と多いです。
- 国民年金への切り替え→納税の義務
- 国民健康保険の切り替え→払わないと、全額自己負担&財産の差し押さえ
- 失業保険の申請→失業保険をもらえるチャンス
上記2つは自分で納税するので
1年分は貯金をしておきましょう。
さらに失業保険をハローワークで申請すると
けっこうなお金をもらえます。
ゆとりあるニート生活の資金に当てましょう。
年金と保険関係は市役所へ、失業保険はハローワークへ行きます。窓口のお姉さんが優しく教えてくれます。知らんけど...
国民年金への切り替え
会社員や公務員は退職後
2週間以内に国民年金の切り替えをします。
市役所の国民年金窓口に行き
厚生年金から国民年金に切り替え手続きをします。
配偶者がいる場合は
「厚生年金の被扶養配偶者(第3号被保険者)」に入ればOK。
下記で解説する「国民年金のお得な納付方法」と
「国民健康保険の手続き」もその日に行うと楽です。
会社員や公務員は、厚生年金に加入しています。給料から天引きされているので、意識は薄いかもです。さらに、会社が半分負担してくれているという神制度。国民年金だと、全額自己負担です。会社ありがてー...
必要なモノ
下記を持って市役所の年金窓口に行くだけ。
- 年金手帳:20歳になると国民全員に配布される青い手帳
- 預金通帳とクレカ:口座振替、クレカ払いを予定する方
- 印鑑:シャチハタはNG
- 身分証明書:運転免許証とかマイナンバー
- 退職証明書:会社を退職したことがわかる書類でOK(離職票、健康保険資格喪失証明書、退職証明書、辞令など)
コミュ障のためにいうと「あっあのー、厚生年金から国民年金に切り替えたいんですけどー...」っていえば、市役所の人はすんなり対応してくれます。
国民年金のお得な納付方法
国民年金の納付方法は
クレカ払いを選択しましょう。
実は、クレカで数ヶ月・数年まとめて前納すると
国民年金がわりと安くなる小技があります。
令和3年における国民年金の納付額は、月額16,540円です。ニートなら、ちょっとでも安くなれば金銭的不安が解消されますよね。チョロっと手続きを行うだけですので、申請していない人はわりと損をしているといえます。
1年まとめて前納すると、年間3,540円
2年まとめて前納すると、2年で14,590円も安くなります。
というと、、、
イタリアンレストランに行けちゃいますね。
とはいえ、まだクレカを持っていない方は
オススメなクレカを下記で紹介しておきます。

海外に移住・長期滞在する場合
海外移住や長期滞在を検討している方は
申請すれば、国民年金を払わなくてもOKです。
当然、将来的にもらえる年金額は減りますが。
とはいえ、今の年金制度は不確実性もあるので
年金を納めない人も増えています。
方法は
「海外転出届」を提出するだけ。
日本国内に住所がなくなるので
国民年金は強制加入ではなくなります。
国民健康保険への切り替え
健康保険には下記の3種類があります。
- 任意継続健康保険:退職前の会社や公務員の保険を継続できますが、高いです
- 国民健康保険:ニートでも義務です
- 家族の被扶養者:家族の扶養に入れれば、一番ラクですね
日本国民はいづれかに加入しなければなりません。
今回は
国民健康保険への加入手続きを解説します。
退職後、2週間以内に
市役所で切り替え手続きを行います。
必要なモノ
下記を市役所の健康保険窓口に持って行くだけ。
- 退職証明書:退職したことがわかる書類
- 印鑑:シャチハタNG
- 本人確認書類:運転免許証・マイナンバー・パスポート
申請が終わって数ヶ月すると
健康保険カードと振込用紙が
自宅に送られてきます。
あとは期限内に保険料を払うだけ。
電子決済もできるので、楽チンです。
働いていると会社が半分折半してくれましたが、健康保険は全額自己負担です。前年の稼ぎによって払う金額は異なりますが、こちらもバカ高いのでニート初年度は痛い出費となります。
任意継続健康保険は、オススメしません
最長2年間まで
職場で入っていた保険を継続できます。
とはいえ、高いのでオススメしません。
僕も、試しに少しだけやっていましたが無駄です。
国民健康保険で十分です。
職場を辞める時に「任意継続保険どうします?」って聞かれると思うので決めて下さい。特に入っていない方は関係ないので、そのまま国民健康保険の加入手続きを行いましょう。
国民健康保険を期限内に払わなかった場合
住民税と同じで、督促状が届きます。
納期限までに払わないと
最悪、財産が差し押さえられます。
失業保険の申請
ハローワークに行って
必ず失業保険を申請しましょう。
退職日の翌日から1年以内ですので
忘れずに申請しに行きましょう。
とはいえもらえる条件がありまして、、、
- 失業状態である→転職先が決まっていると、もらえない
- 失業保険に12ヶ月以上加入している→会社に1年以上勤めている
- ハローワークに求職の申し込みをしている→「求職票」を提出
公務員を退職した場合は
残念ながら、失業保険をもらえません。
申請に必要なモノ
- 離職票:会社からもらえます
- 雇用保険被保険者証:会社からもらえます
- 本人確認書類:運転免許証、マイナンバー、パスポートとか
- 写真2枚:たて3cm×よこ2.5cmの正面上半身のもの
- 預金通帳:本人名義の通帳
- 印鑑:シャチハタNG
- 求職票:ハローワークでもらえるので、記入します
- 個人番号確認書類:マイナンバーカード、通知カード、個人番号が記載された住民票とか
上記を持って
ハローワークで失業保険を申請しましょう。
失業保険をもらう流れ
ざっくりとこんな感じです。
自己都合で退職した、倒産や解雇で退職した方で
もらえる期間や金額も異なります。
なお、失業給付金をもらうには「就活」を行う必要がありますので、ちょっと頑張りましょう。
公務員を退職した場合
公務員は、失業リスクが少ないので
雇用保険法の対象外となっています。
よって、失業保険をもらえません。
代わりに、退職手当として
退職金を職場からもらえます。
公務員を20代で退職となると、チンカス程度の退職金です。10年以上勤めると、ガクッと跳ね上がるそうです。
国民年金や国民健康保険料を免除する方法
所得や貯金が少なくて払えねぇって方に
免除・猶予制度があります。
未納のままにせずきちんと申請すれば
不利益を被ることもありません。
- 国民年金の免除
- 国民健康保険の免除
退職後「金がねぇ」っていうニート向けに
順番に解説します。
国民年金の免除方法
役所で申請するだけです。
ただし、所得審査がありますので
本当にお金がない方向けです。
>>参考:国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度 | 日本年金機構
必要なモノ
- 年金手帳
- 雇用保険受給資格者証のコピーor雇用保険被保険者離職票等のコピー→ハローワークでもらえます
上記を持って役所に申請すれば
未納扱いにはならず免除できます。
まぁ当然、将来うけとる年金額は減っちゃいますけどね...
国民健康保険の免除方法
市役所のHPをご確認ください。
自治体で異なるかもです。
100%免除はむずかしいですが
いくらか減免される可能性はあります。
たとえば僕の自治体では、、、
- 解雇や倒産で離職し失業給付を受けた方で、65歳未満の方
上記の方は、減免できます。
必要なモノ
- 雇用保険受給資格者証
- 雇用保険受給資格者証のコピー
自己都合退職の場合はむずかしいですが
解雇や倒産で離職した方は、上記を持って市役所に申請しましょう。
無理せず、ニートしよう
退職後は
意外とお金がかかります。
本記事で紹介した国民年金や国民健康保険に加え
住民税の支払いもあります。
その他にも生活費や食費がありますので
十分な貯金は必要ですね。
最低でも100万くらいあれば、なんとか1年はニート生活を満喫できると思います。
===
というわけで今回はここまで。
払うものは払い、もらえるモノはきっちりもらい
払えない場合は、免除できるか試してみましょう。
ゆとりあるニート生活を送れるよう
十分な貯金はしておきましょう。