文章に違和感を感じる人
正しい「が」の使い方を教えてください。
正しい「が」の使い方を教えてください。僕はブログを書いているのですが、どこか文章に「違和感」があって読みにくいと感じているのですが、何かいい方法はありませんか?
こんなお悩みを解決します。
✔︎本記事の内容
- 文章をスラスラ読める!?正しい「が」の使い方
- ザクザク文章にハサミを入れて、読者を惹きつける方法
この記事を書いている僕は、ブログ歴2年ほど。ブログで10万ほど稼いでいるので、信頼の担保になるのかと。
断言します。
文章で「が」を多用している人は、無能です。
文章をスラスラ読める!?正しい「が」の使い方
あなたは思考停止で「が」を使っていませんか?
日本人は「が」という言葉が大好き
「が」の使い方は、下記のとおりです。
- ①:主語としての「が」
- ②:接続としての「が」
- ③:逆説としての「が」
①:主語としての「が」
「僕が〜」「あなたが〜」といった感じ。
これは、まぁ問題ないですね。
とはいえ、注意点もあります。
たとえば、下記のとおり。
ブログを書いていることが、幸せだ
あれ?「ブログを書いていることが」主語になっていますよね?正確には、「(僕は)ブログを書いていることが、幸せだ」となります。
しかし、この文章もどこかスッキリしませんよね?
②:接続としての「が」
先ほどの文章を、見てみましょう。
(僕は)ブログを書いていることが、幸せだ
上記は、前後の文章を「が」で接続しているに過ぎません。
これは「ブログを書いていること=幸せ」という構図ですよね?そして主語が省略されているので、「誰が?筆者が?」と違和感を感じる文章となっています。
もしかしたら、下記で解説する「逆説」の意味も想定されます。
つまり「筆者は、ブログを書いていることが幸せなのかもしれないけど、何か幸せじゃない一面もあるのかな?」と読者は捉えるかもしれません。
「僕は、ブログを書いていて幸せです」とすれば、違和感なくスッキリした文章になります。
③:逆説としての「が」
文章における「逆説」とは
前の文章を否定するときに使います。
たとえば、こんな文章を見てみましょう。
(僕は)ブログを書いているが、幸せではない
前の文章を否定しているので、逆説として機能しています。百歩譲ってOK。しかし、こうなったらどうでしょうか?
(僕は)ブログを書いているが、幸せです
あたかも「ブログを書くことが幸せじゃない」みたいなニュアンスになっています。
つまり、文章で「が」を使うと高確率で混乱します。その解決方法を、下記で解説します。
解決法←「が」を使わないことです
上記でも、感じたハズです。文章で「が」をなんとなく使うと、「文章が、死ぬ」ことを…
たとえば、こんな文章を見てみましょう。
- 僕はブログを書いているが、まったく読まれない
- 僕はブログを書いているが、徐々に読まれるようになってきた
超絶、違和感ありますよね?
もちろん、すんなり読めてしまうのですが…
僕レベルになると、文章で「が」を見るたびに寒気がします。
解決法は、下記のとおりです。
- 解決法①:接続詞を使う
- 解決法②:接続詞を使わない
解決法①:接続詞を使う
- 僕はブログを書いている。けれど、まったく読まれない。
- 僕はブログを書いている。おかげで、徐々に読まれるようになってきた。
「が」の代わりに接続詞を使うと、文章はかなりスッキリしますね。とはいえ「接続詞」を多用すると、キモくなります。そんな場合は、接続詞を使わないことをオススメします。
解決法②:接続詞を使わない
- 僕はブログを書いているのに、まったく読まれない。
- 僕はブログを書いているので、徐々に読まれるようになってきた。
どうでしょうか?
違和感なく、文章をスラスラ読めましたね?
このとおり、「が」を使わない方が圧倒的に文章は読みやすくなります。
文章で「が」を使うのは、やめよう
今日から、文章で「が」を使うのはやめましょう。
なぜなら、文章が読みにくくなるからです。
一人称の「が、」←お前、ダレだよ!
「僕が〜」「私が〜」…
だから、「お前ダレだよ!」と突っ込まれます。
一人称を冒頭に持ってくるな
みなさんは、僕のことを全く知りませんよね?だから「僕は〜」なんて語ってしまうと、「お前、ダレだよ」と突っ込まれてしまいます。
実をいうと
文章を書く前から、読みやすさは決まってます。
何を書かないか…
どれだけ良い文章を覚えているか…
とりあえず、「が」を使わないことこそ
読みやすい文章のコツです。
ザクザク文章にハサミを入れて、読者を惹きつける方法
長い文章には、ハサミを入れて短くしましょう。
理由は、下記のとおり。
- 理由①:文章のリズムをよくするため
- 理由②:意味を分かりやすくするため
- 理由③:読者の不安を和らげるため
理由①:文章のリズムをよくするため
一文が長い文章だと、読みにくい。
なぜなら、リズムが悪くなるから。
たとえば「リズムが悪い文章」とは、こんな感じです。
僕はブログを書いているのですが、どこか文章に「違和感」があって読みにくいと感じているのですが、何かいい方法はありませんか?
上記は、冒頭の文章です。
わざと、歯切れを悪くして書いています。
リズムをよくする方法
- 「が」を使わない
- 一文を短くする
- 句読点を少なくする
僕は、ブログの文章に「違和感」を感じています。文章を読みやすくする方法は、ありませんか?
こっちの方が、リズミカルですよね?
文章にハサミを入れ、一文を短くする。
「が」を使わず、句読点を少なくする。
これだけで、文章はスッキリします。
理由②:意味を分かりやすくするため
文章の意味が分かりにくいのは
文中に「が」が多用されているからです。
この解決方法は、前半の記事で解説しました。
- 解決方①:接続詞を使う←「けれど」「おかげで」など
- 解決方②:接続詞を使わない←「のに」「ので」など
僕はブログを書いているのですが、どこか文章に「違和感」があって読みにくいと感じているのですが、何かいい方法はありませんか?
上記には、「が」というワードが「3つ」も使われています。どーりで、読みにくいわけです。小骨がノドに詰まっている感覚です。
意味を分かりやすくする、文章
意味を分かりやすくするため
「が」の代わりに、接続詞を使います。
僕は、ブログを書いています。しかし、文章に「違和感」を感じています。何か、いい方法はありませんか?
どうでしょう?ハサミを入れることで、文章が短くなりました。さらに「が」を接続詞に変換することで、違和感も減りました。
細切れ感が気になるなら、もっと削りましょう。
すると、こんな感じになります。
ブログに「違和感」を感じています。文章を読みやすくする方法って、ありませんか?
理由③:読者の不安を和らげるため
読者を焦らす”テクニック”がない限り
文章を、短くしたほうがいいです。
なぜなら、長い文章だと読者は内容を理解できず、不安になるからです。
日本語と英語の違い
日本語と英語の文章を比較してみましょう。
違いは、下記のとおりです。
- 日本語:結論は、文章の最後にくる
- 英語:結論は、主語の近くにくる
僕はブログを書いていることが、幸せだ。 I'm happy to write blog.
このとおり。英語だと「あんたは幸せなのね→ブログを書くことが」という順番でして、結論ファースト。だから、「書き手がどういった状況なのか」をあらかじめ理解して読み進めることができます。
しかし日本語だと、「私は、〇〇で▲ちゃんが××してたので、萎えて帰りました」みたいな冗長な文章になりやすい。これだと、結論である「動詞」の部分は、最後まで読まないと分かりません。
つまり、長い文章になると結論がわからない。
だから、読者は「モヤモヤ」した気持ちになる。
結果、文章を読むのをやめます。
まとめ
本記事で、一番伝えたいことは
「が」を多用するな…ということです。
- 主語としての「が」:使ってOK ※主語の省略に注意
- 接続としての「が」:NG
- 逆説としての「が」:OKだけど、避ける
解決方法
- 接続詞を使う:「けれど」「おかげで」などでつなげる
- 接続詞を使わない:細切れ感が気になるなら、「のに」「ので」などで代用
長い文章には、ハサミを入れろ
- 文章のリズムをよくするため
- 意味を分かりやすくするため
- 読者の不安を和らげるため
本記事で紹介した文章術は、仕事でも役立ちます。
読みやすい文章で、読者にストレスを与えないようにしましょう。
おわり。