キャッチコピーの作り方に悩む人
効果的なキャッチコピーの書き方を知りたいです。
キャッチコピーの書き方を知りたいです。そもそも、自分語りのキャッチコピーになっている気がします。そこで、読者を引きつける魅力的なキャッチコピーを作り、売り上げをあげたいです。教えてください。
こんなお悩みを解決します。
✔︎本記事の内容
- ターゲットを分析する
- ベネフィットを選定する
- 効果的なキャッチコピーの雛形を解説
自分語りのキャッチコピーだと、読者は離れます。
なぜなら、キャッチコピーにも読者を引きつける「型」があるからです。
ブログでも仕事でも武道でも、基本の型がありますよね。
キャッチコピーも同じです。
読まれたいなら「読まれる型」を、売り上げにつなげたいなら「売れる型」を守りましょう。
つまり、自分語りは捨てることです。
誰でもできる効果的なキャッチコピーの作り方を学び、読者の心を鷲掴みにしましょう。
今から実践できます。
キャッチコピー歴2年の僕が解説しますね。
ターゲットを分析する
ここでいうターゲットとは、あなたの記事を読むと想定される「読者」です。
そして、あなたの記事を読むターゲットを徹底的に絞ることが重要。
なぜなら、読者の姿をリアルにイメージしやすくなるからです。
つまり、「読者に寄り添う」です。
それでは、みていきましょう。
想定読者を仮定する
想定読者の特徴を書き出します。
具体的には、、、
- 年齢
- 性別
- 所得
- 職業
- 世帯
こうすることで、イメージがグンと思い描きやすくなります。
たとえば、「これからプログラミングを学びたい」と思っている想定読者のケースです。
仮定①:文系未経験の大学生【就活前】
- 年齢:20歳前後
- 性別:男性or女性
- 所得:月収5万〜7万
- 職業:私立文系大学生
- 世帯:一人暮らしor実家暮らし
貯金はなさげですね。
とはいえ、時間はわりとありそうですよね。
仮定②:エンジニア転職を目指す新卒
- 年齢:23〜25歳
- 性別:男性
- 所得:年収300万
- 職業:会社員
- 世帯:独身
「貯金は少しあるかな」という感じです。
とはいえ、学生ほど時間は少なげですね。
仮定③:ブラック企業で消耗する第2新卒
- 年齢:25歳以上
- 性別:男性
- 所得:年収350万
- 職業:会社員
- 世帯:独身
今の会社から逃げたいという思いがありそうです。
そして、年齢の壁や人生への不安を気にし始める時期ですね。
上記からもっとも読まれる、売り上げにつながると想定されるものをターゲットにします。
さらに想定読者に迫る
ここでもう一歩踏み込み、想定読者に迫ります。
- ライフスタイル
- 価値観
上記にまで踏み込むと、さらに読者の人生観がイメージできます。
ライフスタイル
- 仕事優先か↔️余暇を楽しんでいるか
- 都会暮らし↔️田舎暮らし
- 海外移住に挑戦↔️死ぬまで国内
読者がどんなライフスタイルを送っているのかを想定します。
さらには、将来のライフスタイルもイメージできるとなお良いです。
こうすることで、ターゲットに対しどういった言葉が心に響くのかが見えてきます。
価値観(HARMの法則)
人の価値観は下記の場合が多いです。
- H:健康
- A:野望
- R:人間関係
- M:お金
これをHARM(ハーム)の法則といいます。
ターゲットがもっとも大切にしている価値観に、そっと訴求してあげると心が動きやすくなります。
下記で解説する人の行動心理とすり合わせましょう。
ベネフィットを選定する
ベネフィットとは、「読者がそれを手にすることによって得られる未来」です。
論理ではく、感情面から読者の心を刺激させます。
読者にとってワクワクする未来を見せるましょう。
とその前に、
心理的な側面からも読者を観察してみます。
3種類の読者
下記のとおり、3種類の読者がいます。
- いますぐ客
- お悩み客
- そのうち客
今すぐに買いたいのか、考え中なのか、それとも気が向いたら買おうかなと思っている読者です。
「そのうち客」や「お悩み客」に対し、押し売り的な表現をしたら離脱されます。
さらにいうと、すべての読者に対して八方美人的な表現だと、ベネフィットも散漫になり「今すぐ客」にも逃げられてしまいます。
なので、この中で訴求すべきターゲットは「いますぐ客」です。
なぜなら、売り上げの8割は「今すぐ客」から生まれるからですね。
たとえば、超コッテリ系ラーメンを提供するお店があるとして、、、
・ファミレスで超コッテリ系ラーメンを提供 ・超コッテリ系ラーメン専門店で勝負
残念ながら前者だと、超コッテリ系ラーメンを今すぐ食べに来る客はほぼいません。
なぜなら、ターゲットが絞れていないから。
繰り返しですが、ターゲットを絞ることが重要です。
読者の行動心理
人が行動するときは、下記の特徴があります。
- 快楽を求めて行動
- 苦痛を避けるために行動
たとえば転職を考えてみると、、、
- 労働時間が鬼畜(苦痛)
- 将来性あるキャリアチェンジをしたい(快楽)
- 今の人間関係から逃げたい(苦痛)
- 給料をUPさせたい(快楽)
こんな感じで、基本的にこの快楽を求める行動か苦痛を避ける行動のどちらかです。
あなたのキャッチコピーをみた瞬間に、「この商品を手にすれば、快楽を得られるかもしれない」「この商品を手にすれば、苦痛を避けられるかもしれない」と読者の期待を揺さぶりましょう。
そうすれば、キャッチコピーから記事を読み進めてくれる可能性が高まります。
キャッチコピーを作るときは、人間の行動心理を頭の片隅に入れておきましょう。
ベネフィットを思いつくまま書き出す
ポイントは、思いつくまま紙に書き出すこと。
あっ別に紙でなくても、PCのメモ機能とかでもよさげです。
これは、ブレインストーミングという手法で、凝り固まった固定観念をぶち壊し、ユニークな発想や視点を取り入れるのに有効な手法です。
目安としては30個くらいですが、キツそうなら最低限10個は書き出しましょう。
そして、1つに絞る
書き出したベネフィットの中から、自分だけでなく第三者の視点も取り入れて1つに絞りましょう。
家族、友人、恋人などですね。
あくまでキャッチコピーにいれるベネフィットは、必ず一つです。
なぜなら、ベネフィットが複数あると軸がブレ、何を伝えたいのかがわからなくなるからです。
たとえば、プログラミングスキルを身につけると、、、
- 自分でお金を稼げる力が身につきます
- 会社に依存せず、どこでも稼げます
- 将来性あるキャリアチェンジも挑戦できます
など、複数のベネフィットを見せられてもごちゃごちゃしていて、押し売り感が出てしまいます。
ドストライクのベネフィットを一つだけビシッと伝えるだけでオッケー。
客観性のあるベネフィットこそ真のベネフィットです。
第三者の視点を取り入れ、1つに絞りましょう。
【実践】効果的なキャッチコピーの雛形を解説
キャチコピーの代表的な型を解説します。
- 証言型
- 限定型
- 予言型
①:証言型
実際に、読者が経験したかのように語りかけます。
こんな私でも〇〇するだけで××できるようになりました!
たとえばこんな感じです。
文系未経験でもできた。
たった3ヶ月の学習で身につける
毎月5万を稼ぐフロントエンジニア!
②:限定型
ターゲットを最初から限定して語りかけます。
たった×週間で、〇〇を実現したいあなたへ
たとえばこんな感じです。
わずか3ヶ月の学習で、
毎月5万をコンスタントに稼ぐ
副業エンジニアを目指したいそこのあなたへ
③:予言型
「もし〜すれば、もし〜しなければ、〇〇になります」といった感じです。
3ヶ月後...あなたは〇〇を実現できるようになります!
たとえばこんな感じです。
3ヶ月後…
あなたは、毎月5万を稼げるフロントエンジニアになれます!
月〇〇万を稼ぐ僕が無料サポートします。
これといった正解はないのですが、テスト投稿などして反応を確かめると良いです。
コピーライティングのオススメ書籍
この書籍はめちゃくちゃ良書です。
あと、薄いので持ち運びにも便利でして、僕は3回以上は読みました。
まとめ:キャッチコピーを作るときの注意点
下記を実行するだけで、余計な失敗は防げます。
- ターゲットを一人に絞る
- ベネフィットを一つに絞る
- 読者の「快楽」か「苦痛」に訴求する
- 押し売りを絶対にしない
- 読者が未来を想像できるか
ペルソナ設定と少し似ており、
過去のたった一人の自分に向けて、キャッチコピーを作る感じでもオッケーです。
あくまで、読者を引きつけ、記事を読んでもらう一つの手段です。
独りよがりで、押し売り感が満載はNGです。
というわけで、今回はここまで。
アディオス。