引用の書き方を知りたい人
ブログで引用する場合の書き方を知りたいです。
ブログで、引用する場合の書き方を知りたいです。
著作権との絡みも含めて、正しい引用の方法を教えてください。
SEO対策でも、引用の効果ってあるのかな?
こんなお悩みを解決します。
✔︎本記事の内容
- ブログにおける引用の正しい書き方
- SEOに効果的な引用タグの書き方
本記事を読むことで
ブログにおける正しい引用の書き方を理解できます。
さらに、本記事では
SEOに効果的な引用タグの使い方も解説します。
引用すれば、勝手に他人の文章を使えるんでしょ?
この考えは、絶対にNG。
なぜなら、引用には正しいルールがあるからです。
SEO対策としても有効です。
著作権をしっかりと守りつつ
ぜひ、引用の正しい書き方マスターしましょう。
ブログにおける引用の正しい書き方
ザックリいうと引用とは
他人のサイトから文章をパクってくることです。
言葉は悪いけど、コピペです。場合によっては著作権違反になるので、引用のルールを守らないと損しますよ。
引用するための4つの条件
文化庁は、引用における注意事項として
下記のようにルールを定めています。
(注5)引用における注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
- (1)他人の著作物を引用する必然性があること。
- (2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
- (3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
- (4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)引用元:文化庁|著作物が自由に使える場合
つまり、上記4つの条件を満たさないと
引用することはできないので、注意です。
噛み砕いて解説すると、、、
- 引用する、必然があること
- 引用が、視覚的に区別されていること→本記事の後半で解説
- 引用は、あくまでも補完的であること
- 引用を、明示すること
ザックリとこのとおりです。
引用する場合は、上記のルールを守りましょう。
詳しくは、下記をご覧いただけると
ブログ・アフィリエイトにおける著作権との関係性も理解できます。

引用する場合の注意点
上記の条件に加えて、もう一つ。
引用文を書きかえては、いけません。
第二十条 著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。引用元:著作権法
引用する場合は
マルッとそのまま引用しましょうね。
ただし、引用文が長い場合は「中略」できます。
著作権の侵害には、注意すべし
著作権を侵害しないために
引用のルールが設けられていることを理解できたと思います。
しかし、もし著作権を侵害してしまったら
どういった処罰があるのでしょうか?
具体的には、下記の3つです。
- 刑事罰
- 損害賠償
- ブログ閉鎖やASP解除
オーマイガー…
順番に解説します。
①:刑事罰
著作権侵害で、法的措置を相手に取られた場合
下記の刑事罰があります。
- 10年以下の懲役、または1,000万以下の罰金、または併科:著作権 第119条
- 罰金、3億円以下(法人の場合):著作権 第124条
第百十九条 著作権、出版権又は著作隣接権を侵害した者(中略)は、十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。引用元:著作権法 | e-GOV法令検索
第百二十四条 法人の代表者(法人格を有しない社団又は財団の管理人を含む。)又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、次の各号に掲げる規定の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人に対して当該各号に定める罰金刑を、その人に対して各本条の罰金刑を科する。引用元:著作権法 | e-GOV法令検索
②:損害賠償
引用における損害賠償請求は
その文章や画像などのライセンス料の場合が多いです。
第百十四条 著作権者等が故意又は過失により自己の著作権、出版権又は著作隣接権を侵害した者に対しその侵害により自己が受けた損害の賠償を請求する場合において、(中略)著作権者等の当該物に係る販売その他の行為を行う能力に応じた額を超えない限度において、著作権者等が受けた損害の額とすることができる。引用元:著作権法 | e-GOV法令検索
③:ブログ閉鎖やASP解除
上記の罰金や損害賠償請求に加え
著作権を侵害したものに対して差し止め請求もできます。
ブログのサーバーが停止することや
ASPとの提携が解除される場合もあります。
第百十二条 著作者、著作権者、出版権者、実演家又は著作隣接権者は、その著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権を侵害する者又は侵害するおそれがある者に対し、その侵害の停止又は予防を請求することができる。引用元:著作権法 | e-GOV法令検索
著作権を侵害すると
こういったリスクがあることを念頭に入れましょう。
さて、記事の後半では
実際に引用する場合の書き方に触れていきます。
SEO対策にもなりますので
引用タグの使い方をマスターしましょう。
SEOに効果的な引用タグの書き方
引用タグを使わないで他人の文章をコピペすると
Googleからコピーコンテンツとして認識されます。
引用タグを使うと、条件②の「視覚的に区別する」ことができます。よって、読者にも「おっ、これは引用ですね」とわかるわけです。
SEOと引用タグの関連性
引用タグを使うことは
SEO的には、有利に働かないといわれています。
だからといって、引用タグを使わないのか?
いいえ、Noです。
なぜなら、引用タグを適切に使うことで
サイトのマイナス評価を防げるからです。
結論、SEOに有利です
引用タグを適切に使い、SEO対策しましょう。
なぜなら、コピペ認識をされないことで
サイトのマイナス評価を防止できるからです。
引用タグを使わない→コピペとして認識→結果、サイトの評価が下がる
相対的には
「サイトの評価を上げる」と同じ意味。
SEO対策として、引用で不利に働かないよう
しっかりと使い方をマスターしましょう。
使う引用タグは、3つ
上記で、SEO対策には
引用タグを適切に使う重要性がわかったハズです。
そこで、引用するときに使うタグは
下記の3つを覚えていればOK。
- blockquoteタグ:長文で引用する場合
- qタグ:短文で引用する場合 ※ blockquoteタグでOK
- citeタグ:引用元サイトを明示する場合
上記のタグを適切に使っていないと
Googleにコピペとして扱われます。
引用タグ①:blockquote
引用する文章が長い場合は
blockquoteタグを使います。
- 検索エンジンに「引用」という情報を伝えられる
- 読者にも「引用」を視覚的に区別できる
上記のメリットがあります。
SEOにも読者にも「引用」を伝えられるので
必ず、blockquoteタグを使いましょう。
使い方は、citeタグと合わせて後述します。
引用タグ②:q
一方、qタグは
引用する文章が短い場合に使います。
とはいえ、qタグは使わなくてOK。
たいはんのサイトは、blockquoteで統一されています。
たとえば、このように使います。
<p>かつて彼は、言った。<q>いつかはクラウン</q>と...</p>
この例だと、”いつかはクラウン”という言葉が
“引用”だとGoogleに伝えられます。
引用タグ③:cite
citeタグは
引用元のサイトを示す場合に使います。
<cite><a href="#">引用元サイト</a></cite>
こんな感じで
aタグをciteタグで囲んで使います。
SEOに効果的な引用の書き方
それでは実際に
SEOに効果的な引用の書き方を解説します。
ポイントとしては、、、
- まず、引用の4つの条件を満たすこと
- blockquoteタグで、引用する内容を囲む
- citeタグで、引用元サイト(aタグ)を囲む
これだけ。
特に、むずかしいことは一切なし。
<blockquote>
<p>この文章は、コピペじゃないよ。引用ですよ。</p>
<cite>引用元:<a href="ここに引用元サイトのURL">引用元サイト</a></cite>
</blockquote>
実際に、コードを書くとこんな感じです。
かんたんですね。
引用元の書き方
特に決まりはないですが
下記の構成で書けば、問題ないです。
- ページサイト名→ex) 文化庁
- 記事名→ex)著作物が自由に使える場合
- 上記をリンクさせる→クリックすると、引用元サイトへGo
たとえば、本記事でも文化庁から引用している
「引用における注意事項」を見てみましょう。
上記で解説した構成になっていますね。
非常にわかりやすいです。
注意点
必ず、テキストモードで
コードが正しく入力されているか確認します。
なぜなら
検索エンジンは、コードを認識するからです。
サイトから文章をコピペする場合は、特に注意です。ビジュアルモードで引用化すると、コードが不自然なときがあります。余計なクラス属性がついていたり、pタグやspanタグがゴッチャになってたり。コードは自分のサイトに最適化しましょう。
著作権に気をつけ、正しく引用しよう
本記事では
ブログにおける引用の書き方を解説しました。
引用は、一歩間違うとコピペです。
つまり、著作権違反です。
コピペには、価値なしですので
本記事で学んだことを今日から実践しましょう。
===
というわけで、今回は以上。
最後に、著作権とSEOを意識した
引用の書き方をおさらいします。
- 引用するための4つの条件を守る
- blockquoteタグとciteタグを使う
- 引用元を適切に書く
上記3点を意識して、引用しましょう。
引用は地味な作業ですが
こうした地道な積み上げが、ブログ運営には重要だったりします。