ビットコインの半減期を知りたい人
半減期ってなんですか?
ビットコインにも、半減期ってあるのですか?
半減期ってなんですか?
ビットコインにも、半減期ってあるのですか?
え〜、そんなー…
化学の先生は教えてくれませんでしたよ〜
マジ恨んでやる〜…
ビットコインの半減期について教えて下さい。
こんなお悩みを解決します。
本記事を読むと、ビットコインの半減期の仕組みを理解できるようになります。そして、半減期を理解することで、ビットコインの価格変動の予想もできると思われます。
✔︎本記事の内容
- ビットコインの半減期とは?仕組みをわかりやすく解説
- 半減期前後のビットコイン相場をチャート分析
ビットコインの基礎を理解する上で、半減期の概念は重要です。
2020年5月28日に、3回目の半減期が訪れ、ビットコイン界隈は大盛り上がりでしたね。
4年に1度のオリンピックともいえる「半減期」について、深堀していきます。
ビットコインの半減期とは?仕組みをわかりやすく解説
ビットコインの半減期について解説します。
セットでマイニングの概念も必要ですので、合わせて解説していきます。
まず、半減期とは何か?
半減期とは、、、
4年に1度、マイナーへのBTC報酬が半分になる仕組みです。
「は?よくわかりません」と思われそうなので、まずは、マイニングの基礎を解説します。
そもそも、マイニングとは何か?
マイニングとは、ブロックチェーン上に新しいブロックを「ガチャン」と繋げる作業です。
ブロックチェーンについて知りたい方は、【初心者向け】ブロックチェーンの仕組みを図解付きでわかりやすく解説【ビットコインの未来とは】をご覧ください。
- マイニング:取引の正しさを承認する作業
- マイナー:マイニングする人
具体的には、10分間ごとに繰り広げられる早い者勝ちレースでして、世界中のマイナーたちが(超高性能CPU)1番最初にノンス値(答え)を見つけるためにバトっています。
一番早く答えをみつけた者だけが勝者で、BTC報酬をゲットできます。
半減期のわかりやすい例
サラリーマンを思い浮かべてください。
あなたは、株式会社ハンゲンキに入社。
なんと、月収は100万円。
しかし4年に1度、給料が半分になるという条件つき。4年後、月収は50万円。さらに4年後、月収は25万。以後、繰り返し…。
4年に1度、給料が半減されるならば、サラリーマンを続ける価値が最低2倍以上にならないと釣り合わないハズです。
労働が激務なのに給料は減るなんて、ブラック極まりない。それなら、「辞める」が正解なハズです。
たとえば、給料以外のインセンティブ…
出勤日数を減らす、残業をしない、完全リモートなどが必要。
話はビットコインに戻りますが、、、
半減期を迎えるたびに、ビットコインの価値が最低2倍以上にならないと、マイナーにとっては困るということです。
詳しくは、また後ほど解説していきます。
質問:2位じゃダメなんでしょうか?(蓮舫)
2位じゃダメです。
二番目以降のマイナーは、それが正しい答えかどうか「承認」し合いますが、報酬は貰えず電気代などのコストもすべて無駄になります。
個人でマイニングしたいとお考えの変態がいるのでしたら、無理ゲーですので引き下がりましょう。超高性能PCを数百〜数万台で24時間365日フル稼働、アルゼンチンの年間使用量以上の電気代、広大な倉庫と土地を用意できるなら...
半減期の仕組みを解説
ここで、もう一度おさらい。
半減期とは、、、 4年に1度、マイナーへのBTC報酬が半分になる仕組みです。
ブロックチェーン上では、平均10分間に1回のペースで新たなブロックが形成されるため、21万ブロックを達成した約4年で半減期が訪れる仕組みです。
- 当初〜:50BTC
- 2012年〜:25BTC
- 2016年〜:12.5BTC
- 2020年〜:6.25BTC
想定とおり半減期を迎えるたび、上記のようにBTC報酬が半減されてきました。
2024年に半減期が訪れる予定ですが、理論上だと、3.125BTCですね。
半減期が必要な理由
ズバリ、、、
- ビットコインの発行量を調整するため
- ビットコインの価値を保つため
マイニング報酬によって、無尽蔵にビットコインが市場に出回ると、需給バランスが崩壊しかねます。
貨幣が無限に発行されたら、お金の価値は低くなりますよね。それと同じ原理でして、希少性がポイントです。
マイニング報酬が半減されることで、市場に出回るビットコインが調整され、価値のバランスが保たれている仕組みということ。
ビットコインの発行枚数
ビットコインの発行上限枚数は、2100万枚と決められています。これは、不変のルールでして、上限に達成した時点で打ち切りです。
1ブロックあたり平均10分間で計算して、50BTCずつ報酬を受け取り続けると、約8年で掘り尽くします。
そもそも、なぜビットコインに価値があるのか
有限だからです。
金(ゴールド)に価値があるように、希少性があるからこそ価値があります。
デジタルデータだけに無限に増やすこともできるハズですが、発行上限枚数が決まっているので、価値があると考えて良いです。
また、中央で管理されていませんので、恣意的ではなく、すべてプログラミングとおりに発行されますので、ハイパーインフレになることもなし。
2020年現在では、3度目の半減期を迎えています。
計算すると、、、
「18,375,000BTC」くらいです。
つまり、全体の87.5%以上は採掘済みということ。
とはいえ、理論上だと、2141年にすべてのビットコインが掘り尽くされるので、心配はなし。
半減期前後のビットコイン相場をチャート分析【半減期の注意点】
半減期は、ビットコイン界ではお祭りです。
相場が上下する可能性があります。
【重要】半減期の注意点
半減期が訪れるたびに、ビットコイン報酬は半分になるというお話をしてきました。
そして、ここでこう疑問に思うハズ。
「マイナーにとっては美味しくなくね?」と…。
マイニングで1番になるには、超高性能CPUをたくさん買ってお巨大な倉庫や土地も必要だし、膨大な電気代もかかるんでしょ?報酬が半分になったら、モチベとかガン萎えなんですけど…
こんな心理ですね。
コストを回収できなかったら、ビットコインの価値は存続しにくいですよね?
マイナーのモチベは、ズバリ「BTC報酬」です。
現状、コストより利益が上回っているので、マイニングの価値があります。
しかし、永遠に価値が上がり続ける保証なんてあり得ませんよね?
半減期とムーアの法則から解説
ムーアの法則とは、、、PCの処理能力は、1年半〜2年ごとに倍々になるという法則です。
つまり、ムーアの法則に従えば、マイニングにかかるマシンパワーのコストも半分になるハズ?
とはいえ、いくつか問題がある。
- 超高性能マシンの導入コスト
- バカにならない電気代
- 51%攻撃
- スケーラビリティ問題
- CBDCの実現
上記のようなビットコインへの不確実性がある中、未来永劫ビットコインの価値が上がり続ける保証はありませんよね?
しかし、半減期によりBTC報酬が半減されるにつれ、ビットコインの価値が最低2倍以上になってもらわないと困るわけです。
要は、ビットコインの価値が「上がり続けるだろう」と期待している側面が大きいだけ。
過去の半減期からチャート分析

https://www.coindeskjapan.com/price/bitcoin/
1回目の半減期は、2012年11月28日でした。
スミマセン、ほぼデータがないので省略です。
とはいえ、横ばいでして、この時期にビットコインをやっている人は皆無。
2016年〜2020年の各半減期を分析
ビットコインは投機の側面がありますが、大事なのは長期目線。
よくFXみたいに、デイトレで勝負する人がいますが、あまりオススメしません。なぜなら、ボラティリティが高いから。
2016年や2017年にビットコインを大量に買った人は、億り人になったかもですが、見事バブルは弾けましたね。とはいえ、現在までガチホできた人は超絶少ないハズ。
半減期以降、長期目線で見ると上昇傾向です。
いきなり短期間でドカンと上がることはなく、いったん下落するも、その後は緩やかに上昇し、急激に上昇という感じですね。
次の半減期はいつ?
理論上だと、2024年とされています。
6.25BTC→3.125BTCにBTC報酬が半減。
2020年現在、ビットコイン価格は1BTC=170万〜190万を推移。そして4年後には、1BTC=300万〜400万あたりに価値が上昇していないと、マイナー的にはガン萎えです。
半減期で、ビットコインの価格は上昇するか
結論、わかりません。
専門家でも、わかりません。
確かに、過去を振り返ると、上昇してきました。
現に、ビットコインの価格は長期で右肩上がり。
半減期で、価格が上昇するだろう派
半減期により、ビットコインの供給量が減るのだから、相対的に価格は上がるというのが理由。
つまり、ビットコインの希少性による価格上昇。
Chart update of the #bitcoin S2F (time series only) model. Price dots moving nicely towards model line. S2F multiple (white dots) rising. pic.twitter.com/SyhzutmOHc
— PlanB (@100trillionUSD) November 11, 2020
あと数年で、1,000万くらいまでビットコインの価格は上昇する見込み。
半減期で、価格が下落するだろう派
マイニング報酬が減ることにより、収益性を確保できなくなったマイナーは、撤退を余儀なくされる可能性が高いです。
そうなると、一部の資金力のあるマイナーの寡占状態になり、51%攻撃を仕掛けられる可能性があります。
また、ビットコインの将来性に疑問視している専門家も多く、世界的な金融の変化(CBDC)によりビットコインは脅威の存在にならないという声もよく聞きます。
ビットコインの未来は明るい
最後に、本記事の話をまとめると、、、
- 半減期は4年に1度で、マイニング報酬が半分になる
- 市場に出回る発行枚数が調整されるので、希少価値が高くなる
- 未来はわからないが、ビットコインは長期で上昇する可能性が高い
というわけで、今回はここまで。
半減期の基礎を理解すると、ビットコインがより深く理解できたと思います。
過去の相場から見ても、ビットコインの価格は上昇傾向ですので、長期目線で運用がいいハズです。
次の半減期は、2024年とまだかなり先ですが、そろそろビットコインを始めた方が良さげな予感です。
アディオス。