アフィリエイト初心者
アフィリエイトを始めますが、著作権って気にすべきですか?
アフィリエイトを始めますが、著作権って気にすべきですか?
具体的な引用の方法も知りたいなー…
こんなお悩みを解決します。
✔︎本記事の内容
- 今さら聞けない!?アフィリエイトと著作権
- ブログ・アフィリエイトで引用するときの注意点
本記事では、アフィリエイトを行う場合の
必須事項でもある「著作権」について解説します。
根拠となる法律を引用しつつ
正しく引用する方法についても、わかりやすく解説しますね。
なお本記事を読む前に、仕組みも理解すると
アフィリエイトと著作権の理解も深まります。

今さら聞けない!?アフィリエイトと著作権
著作権を制する者は、アフィリエイトを制する。
著作権とは?
ザックリいうと
他人の著作物を保護する法律です。
第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
一 著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。
二 著作者 著作物を創作する者をいう。引用元:著作権法
日常にあるほとんどのモノは
著作物でして、著作権の保護対象です。
たとえば、こんな著作物がある
たとえば、著作物には
下記のようなものがあります。
- 小説・論文・脚本・講演
- 音楽
- 舞踏・無言劇
- 建築
- 映画
- 絵画・版画・彫刻
- 地図・図面・図表・模型
- 写真
- プログラム
たとえば、僕のブログ記事も同じ。
勝手に文章や画像の無断転載してはダメです。
必ず、本人の許可が必要です。
→なお、僕の記事はリンクフリーです。
たとえば、あなたが作った文章や画像が、他人に無断でお金儲けに使われたらどう思いますか?
たぶん、「うわっパクられた。最悪なんだけど」
といった気分になると思います。
とはいえ、世の中を見るとパクり合いなので
僕はそこまで気になりませんが。
「丸々パクるのはNG」ということだけ
頭に入れておきましょう。
著作権を侵害した場合の3つのデメリット
著作権を侵害した場合に科される
3つのデメリットは、下記のとおりです。
- 刑事罰の可能性
- 損害賠償の請求
- ASPから提携解除
ルールを守って楽しく
アフィリエイトしましょうね。
①:刑事罰の可能性
著作権侵害の罰則は
10年以下の懲役、または1,000万以下の罰金です。
第百十九条 著作権、出版権又は著作隣接権を侵害した者は、中略….十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。引用元:著作権法
②:損害賠償の請求
著作権を侵害すると
著作者から損害賠償を請求されることもあります。
第百十四条 著作権者等が故意又は過失により自己の著作権、出版権又は著作隣接権を侵害した者に対しその侵害により自己が受けた損害の賠償を請求する場合において、中略…著作権者等が受けた損害の額とすることができる。引用元:著作権法
ここまでを整理すると
著作権を侵害した場合、、、
法律による懲役または罰金と
著作権者による損害賠償のダブルパンチです。
こういった根拠となる法律を知っておくことが
健全なアフィリエイト運営につながります。
③:ASPから提携解除
各ASPの利用規約や注意事項を読むと
しっかり、著作権の明記がされています。
- A8.net:アフィリエイトの不正行為と法律違反
- afb:各種禁止事項ならびに法令違反に関して
- もしもアフィリエイト:メディア審査登録ガイドライン
- アクセストレード:パートナー禁止事項
- バリューコマース:アフィリエイトNG行為
つまり、著作権を侵害しているサイトは
登録ができないor登録を抹消されることがある。
アフィリエイトもビジネスなので
著作権には、厳しいのが現実です。
最悪、ブログサーバーからバンされ
ブログ閉鎖にもなりかねません。
とはいえ、グレーゾーンな世界
YouTubeの世界を見るとわかりやすいですが
著作権侵害だらけですよ。
- ゲーム配信→グレーゾーンだけど、まぁいっか…
- 音楽垂れ流し→アウト※店内のBGMもダメです
- アニメなどの切り抜き→アウト※てんどんまん ソロなど
ブログ・アフィリエイトでも
著作権違反しているサイトはたまに見かけますね。
もちろん、コピペはNGです
コピペとは、コピー&ペーストのこと。
つまり、文章や画像を丸々コピーして使うこと。
大学の卒論とかでは通用してしまうのですが厳密には、法律違反ですね。たぶん教授は気づいていると思われですが、うまく社会でやってけよというメッセージを込めて、単位をくれると思います。優しい世界です。
一部を変えるのも、ダメ
たとえば、一文をマルっとコピーして
文末の「です・ます」を変えるとか。
「著作権はダメですよ」と触発するサイトでさえ
他のサイトと文言が被っているので、もう知らねってのが実情です。
ブログ・アフィリエイトで引用するときの注意点
「著作権に違反しないこと」「コピペはNG」
ということは、理解できたい思います。
記事の後半では
「引用」における注意点を解説していきます。
- 引用する場合の4つの注意点
- SNSで引用する場合の注意点
- 画像やイラストを使う場合の注意点
上記を解説していきます。
引用する場合の4つの注意点
引用する場合には
下記の4つを守りましょう。
(注5)引用における注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
- (1)他人の著作物を引用する必然性があること。
- (2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
- (3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
- (4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)引用元:文化庁|著作物が自由に使える場合
つまり、、、
- 引用する、必然があること→根拠を示す場合
- 引用が、視覚的に区別されていること→「blockquote」タグを使う
- 引用は、あくまでも補完的に使うこと→記事の大半が引用だと、パクリ
- 引用元を、明示すること→どこのサイトから引用したのか(リンクつき)
上記のとおりです。
順番に解説します。
①:引用する、必然がある
「引用する必然」とは、
客観的な根拠などを示す場合です。
本記事でも「著作権を守りましょう」という根拠を示すため、著作権法からの条文を一部引用しています。
僕の意見ではなく
客観的根拠として証明する必要があるからです。
②:引用が、視覚的に区別されている
「引用が、視覚的に区別されている」とは
引用部分が、パッと見て読者に分かることです。
本記事でも、「引用タグ」を使って視覚的に区別しています。
SEO的にも、引用タグは重要でして
使わないと、コピーコンテンツとして認識されます。
③:引用は、あくまでも補完的に使う
引用が、メインコンテンツとなってはダメ。
あくまでも、記事の内容を補完するため。
記事の内容のほとんどが引用だと
パクリコンテンツとして認識されるかもです。
SEO的にもよろしくないので
控えめに使いましょう。
④:出所が明示されていること
引用した箇所が、どのサイトから引用されたかも
リンクつきで明記しましょう。
たまに、引用元がないサイトも見かけますが
それでは、ダメですね。
SEO的にもあまり良くないので
しっかりと引用元をリンク付きで載せましょう。
SNSを引用する場合の注意点
ツイッターやインスタなどの投稿を
サイトに載せるのは、基本的にOKです。
ただし、本人や他人の顔が写っている場合
許可を取らずに載せると肖像権の侵害です。
ツイッターの場合
ツイッターの利用規約から引用すると
下記のとおりです。
ユーザーは、当社や他の利用者に対し、ご自身のツイートを世界中で閲覧可能とすることを承認することになります。ユーザーは、このライセンスには、Twitterが、コンテンツ利用に関する当社の条件に従うことを前提に、本サービスを提供、宣伝および向上させるための権利ならびに本サービスに対しまたは本サービスを介して送信されたコンテンツを他の媒体やサービスで配給、放送、配信、リツイート、プロモーションまたは公表することを目的として、その他の企業、組織または個人に提供する権利が含まれていることに同意するものとします。引用元:Twitterサービス利用規約
ユーザーは利用者に対し
自分のツイートを、第三者に提供する権利がある。
本人に許可の確認をとってから
ブログなどに載せるのが安全ですね。
インスタの場合
インスタの利用規約から引用すると
下記のとおりです。
他者の個人情報や秘密情報を許可なく投稿したり、知的財産権などの他者の権利を侵害したりする行為(著作権侵害、商標侵害、偽造、海賊品など)は禁止されています。引用元:Instagram 利用規約
引用の具体的な明記はありませんが
著作権などの侵害は禁止しています。
インスタは、画像や動画コンテンツですので
肖像権の侵害には特に注意ですね。
画像やイラストを使う場合の注意点
フリー素材を使う人は多いですが
下記の2点を確認しましょう。
- 商用利用可能かどうか
- 編集可能かどうか
アフィリエイトは広告ビジネスですので
商用利用に当てはまります。
写真を使う場合
写真を使う場合は、、、
第三者が背景に映り込んでいないか
を確認してから、使いましょう。
肖像権の違反になりますので。
もしくは、ASPの中には
「商品リンク」という機能もあります。
こちらを使えば
広告主サイトの画像を使ってアフィリエイトできます。
ルールを守って、楽しくアフィリエイトしよう
最後に、本記事の内容をまとめると
- アフィリエイトでも、著作権や肖像権の侵害に気を付ける
- 違反すると、法的措置やASPの提携解除がある
- 必ず、引用のルールを守る
上記を意識して
アフィリエイトに取り組みましょうね。
引用のポイントを振り返る
中でも「引用」の頻度はわりと高めなので
抑えるべきポイントを振り返りましょう。
- 引用する、必然があること
- 引用が、視覚的に区別されていること
- 引用は、あくまでも補完的に使うこと
- 引用元を、明示すること
上記の4点を必ず守りましょう。
SEO対策的にも、不利になることはないです。
===
というわけで、今回は以上。
アフィリエイトに著作権は、必須事項です。
著作権を制する者は、アフィリエイトを制する。
上記を肝に銘じて、
楽しくアフィリエイトしましょう。